フィル・ゴードンのポーカー攻略法(入門編)から学ぶ

書籍紹介

ポーカーを始めるならまずこの1冊と呼び声が高い

フィル・ゴードンのポーカー攻略法~入門編~ノーリミットホールデムの戦略

抜粋と解説、本を読んでの感想を紹介します。

  • ポーカーを始めたばかりで勉強したいけどどんな本を読めば良いか分からない
  • この本は知っているけど、どんな内容なのか知りたい
    このような人へ向けて解説しています。

この記事は、「読んだことはあるけど専門用語が多く良く分からなかった」という人にもお勧めの内容になっています。

ページの最後で書籍を無料で読む方法も解説しています。

【1限目】フィル・ゴードンって何者!?

獲得賞金の総額は3億円を超え、ポーカーチャンネル「セレブリティ・ポーカー・ショウダウン」の司会を務めた人物です。

キンタロー
キンタロー

大きい大会にも勝って、TVの司会もやるなんて大物ポーカープレイヤーって感じですね。

【2限目】リンパーにコールする。

リンプイン例

抜粋

自分の前にリンパーがいた場合、特にポジションが良いときには、広い範囲のハンドで好んでコールで参加する。

リンパーにコールして最大の価値が得られるのは、優位なポジションを利用する場合だ。

それ以外に価値があるのは、ブラインドポジションに位置する2人も参加して、多人数ポットになり、そこでボードと手札が強烈にかみ合ったときである。

その結果3,4人を相手にできるハンドであるスーテッドA、スーテッドコネクターやスモールペアもしくはミディアムペアなどでコールする。

第2章 プリフロップ

リンパーの対処法

プリフロップでの戦略です。

基本的にリンプイン悪手とされていて、初心者はしない方が良い戦略です。

(何故リンプインしない方が利益的になるかは下記の記事で解説しています。)

さて、そのリンプインが相手から飛んで来た時にはどう対応するのが正解でしょうか。

レイズで返す?
そのままコールする?
それとも降りる?

正解は自分のポジションハンドによるとフィル・ゴードンは言っています。

ポーカーはポジションを取ることでかなりゲームを有利に進められます。

広いハンド(あまり強くないハンド)で参加する時は特にポジションを意識して参加しましょう。

どのハンドで参加するかは、フロップ以降の未来を想像することが大事です。

想像してみましょう

自分がコールしたら、SB、BBのブラインドポジションはコールするだろうか。

もしコールして、多人数参加でフロップが開いた。

その時どのようなハンドを持っていると良いのか。

QJT8のようなハンドは戦いづらいですよね。

相手のハンドはレイズするほどでは無いけどフォールドするのも惜しいハンドKQKTで参加している可能性が高いからです。

もしワンペアが完成していても、多人数相手ではキッカー負けのハンドが多く存在して非常に戦い辛いです。

ドミネイト(キッカー負け)されているハンドではリンパーとの闘いを避けた方が賢明です。

そこで、フラッシュやストレート等のより強い役を完成させることができるハンド(投機的なハンド)で参加するべきと主張しています。

キンタロー
キンタロー

リンプインにコールする時は、良いポジション投機的なハンドで参加しましょう。

【3限目】カットオフからのスチール

カットオフからのスチール例

抜粋

ボタンからのスチールは、いまでは当たり前である。そこで、ブラインドはリレイズでスチールし返すということがよく行われている。

私は好んでカットオフか、あるいは無謀とも思われるかもしれないがハイジャックからもスチールする。ボタンからのスチールの約2倍の頻度で実践している。

第2章 プリフロップ

スチールに有効なポジション

こちらもプリフロップでの戦略です。

カットオフはボタンの右隣で、ハイジャックはその更に右隣(カットオフの右隣)です。

(ポジションの各名称は下記の記事で解説しています。)

スチールの戦略はあまりに多くの人に知られ渡っているため、ボタンからのオープンレイズは警戒されてしまい、SB,BBがリレイズをすることでスチールをし返すという対策が生まれました。

スチールとは

基本的にはボタンポジションの人がオープンレイズしてSB,BBを降ろすことにより、チップを得る戦略のこと

そこで、フィルゴードンはバレバレなボタンのポジションでは無く、その右隣や更にその右隣からのスチールが有効だと言っています。

注)スチールは、相手が少ない=強い手を持っている確率が少ないことを前提にレイズすることです。
相手の数が増えるポジションでスチールすることは失敗する確率が増えてしまうリスクがあるのは理解しておかなればなりません。

キンタロー
キンタロー

個人的な感覚では、COやHJでのスチールはBTNよりかなり成功率は上がります。

特にトーナメントの後半でスタックが少なくなってい時には効果抜群です!

【4限目】数学とバッドビートに関するありのままの話

AAvsKKオールイン例

抜粋

トーナメントポーカーはスキルはもちろんだが、運の要素が大きく絡むのも事実である。トーナメントでAAが配られる確率は221ハンド中1ハンドである。平均的なトーナメントのスピードでは、5時間に1回AAが配られる計算になる。

第7章 トーナメント戦略

AAの勝つ確率

今回はトーナメントに関する戦略ですね。

AAのハンドが配られて、KKの相手とオールイン対決をしたと仮定します。

勝率は81.26%です。

しかし、トーナメントが進むにつれ同じようにオールインをするシチュエーションは幾度も訪れます。

高い勝率を誇るAAでも、3回連続でKKに勝つ可能性は53.65%まで落ち込みます。

10回連続で勝つ可能性はわずか12.55%です。

抜粋

バッドビートは起こり得ると知っていなければならない。

バッドビートが避けられないものならば、自分よりもチップ量の少ない相手と対戦することを心がける。

第7章 トーナメント戦略

バットビートとの向き合い方

フィル・ゴードンはバットビートはゲームに存在する要素だから、否定せずに向き合うことをお勧めしています。

必ず起こり得る事象に対して過大評価もせず、過小評価もせず、真摯に対応していくことが大切ですね。

キンタロー
キンタロー

AAで負けたらイライラしちゃいます。

AAで負けることは必ず起こり得る事象です。

確率に対してティルトするのは間違っていると自分を言い聞かせています。

まとめ

感想

この記事では一部を抜粋しましたが、有益な情報が多かったと感じます。

特に今回紹介した内容はネットではなかなか手に入れることができず、初めて目にした人も多かったんじゃないでしょうか。

本の内容としては、プリフロップ~リバーまでの各ベッティングラウンドでの考え方や、確率の計算方法から心理学まで幅広く載っていました。

初心者にお勧めする1冊の本としてはうってつけですね。

※kindle unlimitedなら無料で読むことができます。

上級者向け本の紹介

話題が幅広い分、上級者には物足りないと感じるかもしれません。

フィル・ゴードンは他にも2冊のポーカーの本を出しているので、更に深くポーカーを学びたい人は是非買うことをお勧めします。

※両方ともkindle unlimitedなら無料で読むことができます。

目次

最後になりますが、本書の目次を載せておきます。

第1章ポーカーの真理
第2章プリフロップ
第3章フロップ
第4章ターン
第5章リバー
第6章テル(癖)
第7章トーナメント戦略
第8章確率と数学
第9章心理学
第10章その他いろいろ
第11章オンラインポーカー
第12章プロのプロフィール
第13章ノーリミットホールデムのルール
第14章チャートと表
第15章さらなる上達へ
キンタロー
キンタロー

ポーカーで成果を出すには知識が必要です。

上手な人から学んで搾取する側にまわりましょう!

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