テキサスホールデムポーカーのいろいろな役が出来る確率を、計算方法の解説付きで紹介します。
通り数から確率を知ることで、数学的な観点からポーカーを考えることができます。
ポーカーは決まったトランプの数から役を競い合うゲームです。
確率の世界を制した者が圧倒的に有利です。
プリフロップ
テキサスホールデムポーカーで使用するトランプの数は全部で52枚です。(13×4枚)
プリフロップにて52枚の中から2枚が選ばれる全部の通り数は1326通りです。
${}_{ 52 } C_{ 2 }(52個の中から2個を選ぶ通り数)$
高校の数学で習う組み合わせの数(Combination)を使います。
nCr=異なる n 個のものから r 個を選ぶ場合の、組み合わせの数です。
ポケットペア
6%(78通り)
ポケットペアは同じカードが2枚のスターティングハンドです。
$\frac{78(ペアの通り数)→(3+2+1)\times13}{1326(全部の通り数)→{}_{ 52 } C_{3 }} $
スーテッドコネクター
4%(48通り)
スーテッドコネクターは
同じマークかつ、数字が並びになっているスターティングハンドです。
$\frac{48(スーテッドコネクターの通り数)→12\times4}{1326(全部の通り数)→{}_{ 52 } C_{3 }}$
スーテッド
24%(312通り)
スーテッドは、2枚が同じマークのスターティングハンドです。
$\frac{312(スーテッドの通り数)→(12+11・・+1)\times4}{1326(全部の通り数)→{}_{ 52 } C_{3 }}$
コネクター(非スーテッド)
12%(156通り)
コネクターは、数字が並びになっているスターティングハンドです。
$\frac{156(コネクターの通り数)→11\times3\times4}{1326(全部の通り数)→{}_{ 52 } C_{3 }}$
フロップ
フロップでカードが3枚選ばれる全部の通り数は19600通りです。
${}_{ 50 } C_{ 3 }(50個の中から3個を選ぶ通り数)$
フロップはプリフロップの2枚を除いた50枚から3枚を選ぶ組み合わせになります。
ワンペア以上
32%(6536通り)
2ペア、3カード、4カードも含まれます。
※ポケットを持っていない前提です。
$\frac{6536(ヒットする通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }-{}_{ 44 } C_{3 }}{19600(フロップの全通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }}$
ツーペア以上
2%(432通り)
3カード(フルハウス)も含まれます。
自分のカードがヒットしていない2ペアは含まれません。
※ポケットを持っていない前提です。
$\frac{432(ツーペア以上の通り数)→3\times3\times48}{19600(フロップの全通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }}$
フラッシュ
0.8%(165通り)
スーテッドハンドを持っている前提です。
$\frac{165(フラッシュの通り数)→{}_{ 11 } C_{3 }}{19600(フロップの全通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }}$
ストレート
1.3%(256通り)
4~Jまでのコネクターハンドを持っている前提です。
ハンドにそれ以外のカードが入っている場合は、ストレートに必要な通り数が少なくなるので確率が下がります。
$\frac{256(ストレートの通り数)→4\times4\times4\times4}{19600(フロップの全通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }}$
セット以上
12%(2304通り)
ポケットハンドを持っている前提です。
$\frac{2304(セットになる通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }-{}_{ 48 } C_{3 }}{19600(フロップの全通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }}$
クワッズ
0.2%(47通り)
ポケットハンドを持っている前提です。
$\frac{47(クワッズになる通り数)→1\times1\times47}{19600(フロップの全通り数)→{}_{ 50 } C_{3 }}$
ターン以降
ターン、リバーで役ができる確率は欲しいカードの残り数から簡易計算することができます。
2%、4%の法則といって、ターンとリバーならアウツの数に4倍、リバーのみなら2倍をかけるだけです。
◎詳細は下記のリンクにて解説しています。
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